生まれも育ちも船橋です。

 

転勤族の旦那さんを持つ友人は、結婚してから後、ずっと日本全国を転々としていました

。たまの帰省の機会に会えることは、わたしにとってとても楽しみでした。

そんな友人は、今度船橋に転勤になりました。「まさか私の地元に転勤になるなんてね

」。友人は笑っていました。

 

すると、ほどなくして、友人夫婦に赤ちゃんが生まれました。かわいい女の子です。わた

しは、夫を亡くしています。そして、夫を亡くしたのち、流産も経験しています。

産まれていれば女の子でした。

 

これまでは何も考えたことがありません。いいなとか、思うことはありました。街行く親

子、テレビや雑誌や、家に出なくてもたくさんの子供にまつわる情報が目から耳から入っ

てきます。でも、それについて、「いいことだな」以外の想いを持ったことはありません

 

でした。

でも、友人がかわいい赤ちゃんを抱いている姿を見たとき、わたしの中では何かがぷつん

となったようでした。大きな喪失感、何かを失ったような、わたしは、なにも始めから得

られるわけもないというような、わたしは何をやっているんだろうというつらい感情・・・。

 

友人と会うことがつらくなりました。親子の姿を見ることがつらくなりました。そこです

がるようにお伺いしたのは船橋の母の元でした。

 

何がなんやら、わたしは相当感情的に混乱していたようでした。日常生活には支障がない

つもりでしたが、その分、抑えていた感情は相当たまっていたようで・・・母の鑑定を聞

いたときは、がっくりと肩を落としてしまいました。それは、がっかりしたわけではなく

て、単にがっくりと力が抜けてしまったのですけれど。

 

そのあと、友人に会ったとき、「わたしも赤ちゃんを抱いてみたいわ」といった言葉が自

然に口をついて出ました。友人は、黙って悲しそうな顔をしてこちらを見ました。「でも

、やっぱり赤ちゃんはかわいいね」。わたしがそういうと、友人はにっこりと笑顔を返し

てくれました。

 

船橋の母の言葉、わたしにはものすごく効きました。ありがとうございます。