母の一周忌が過ぎ、職場にほど近い西船橋へと越してきました。妻を亡くし、すっかり力を落としてしまった父との同居もその目的でした。ただ、わたしは教職の身。いよいよ中堅と言われる年齢の入口へと差し掛かり、受け持つクラスへの責任はどんどんと重くのしかかってくるばかり。なおかつ家に帰ればつらそうな父の姿。そして、年齢的にもわたしは結婚適齢期。家と家族と、仕事と、自分の人生。三つのバランスが取れず、まいってしまいそうな毎日が続いていました。そんなわたしを心配してか、友人の勧めでこちらにお伺いすることとなりました。久方ぶりに母親と同じ年代の方とお話しする機会を得たこと、それだけで涙が出そうでした。女性同士でないと分かりえない部分というものがあると思います。

また、船橋の母の言葉はまるで実母の言葉のように聞こえてきました。励まし、なだめ、ねぎらってくれるような鑑定結果を聞き、思わず声をあげて泣いてしまいました。その晩わたしの顔を見て、父が心からほっと安心したような表情を浮かべてくれました。わたしが元気でいること。一番大事なことは何か、船橋の母はそれを気づかせてくれました。そしてそれは、実母の願いであることにもほかなりません。甘えベタなわたしですが、またお伺いしたいと心から思いました。